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あっかんべェ一休 (上) あっかんべェ一休 (上)
坂口 尚 (1998/10)
講談社
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一休宗純は破戒僧だった

前回「石の花」を紹介した坂口尚作のマンガ(上下二巻)。
実在の僧侶"一休宗純"を描いた文部省推薦のアニメ「一休さん」。みんな見たことあるはず。得意のとんちを活かして様々な難題を乗り切っていく天才坊主。そんな印象がある。では大人になった一休さんはどんな人生を送ったのか?


室町時代。将軍の跡継ぎを巡って応仁の乱が起こった戦乱の頃。
人が殺し合い、生きていくのが難しかった時代。
一休宗純も「生きる」ことを悟るため、紆余曲折の人生を送るのだが、その間に明確な答えを見つけることはなかった。
大きなお寺で過ごした少年期も、放浪を続けた青年期も、"居るべき場所"を見つけた老年期も、彼は答えを見出せなかった。
そして死期が近づき、一休宗純は「し、死にとうない!」と最期を添い遂げた盲目の女に泣きつく。
このシーンが答えであり、「生きる」ことなんだと感じた。
私たちの知らない一休宗純と共に、「生きる」ことの考察が綿密になされています。
キチンと読んでほしいので詳しく内容は書きませんが、細部にわたる歴史公証と繊細な風景描写は圧巻。是非読んで確かめて欲しい。


筆者の坂口先生はこの作品が絶筆となりました。
不遇の天才の早すぎる死は本当に惜しまれますが、この作品を書いてくれたことに感謝したい。
このマンガこそ文部省推薦にするべきだ。
「生きている」みんなに見て欲しい。

そう思う。
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にほんブログ村 映画ブログへ 01.05 (Thu) 08:24 [ コミック ] CM0. TB0. TOP▲
  
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