サイキックモノの奔り?
超能力者の悲劇もやっぱりオペラ調ブライアン・デ・パルマ監督が『
超能力』をテーマにした衝撃のサイキック・スリラー。
テレキネシス能力を持つ息子を長年の友人(ジョン・カサヴェテス)に騙されて誘拐された元諜報員(
カーク・ダグラス)は、
超能力に目覚めた少女(エイミー・アーヴィング)とともに息子を捜し求めるが…。
やっぱり『
超能力』がテーマというコトで後発の「スキャナーズ」と比べられますが娯楽性や見易さではコチラのほうが上。
向こうは"透視(スキャン)"なのに比べて、コチラは"念動"なので使う用途も別。
まぁ「スキャナーズ」のほうはあの暗さがクローネンバーグらしくコチラのあっけらかんとした娯楽性重視のカンジもデ・パルマらしいといえましょう。
「
超能力を有するのは子供であって、大人はそれをいいように利用しようとする。
それに対する子供の抵抗。」という図式。
一見
超能力があるのでホラー映画に見られがちですが、図式だけ見ると青春映画そのもの。
親父と結局最後まですれ違ってしまう息子なんてニューシネマにでてきそうな破滅ぶりである。
だからこんだけ前半部分がタルいんでしょう。
カーク・ダグラスはアクションに水着姿、泳ぎとかいろいろやらされてます。いい歳なのにがんばってます。
アメコミのヒーローのように強く得体が知れなすぎますが・・・・
カサヴェテスも出演。
ただ大した演技じゃありませんというか大した役じゃない(笑)
この出演料は多分自分の映画に回ったんでしょう。
映像的にも毎度毎度ではありますがヒッチコックの引用多数。
ただマルチカメラでのスローモーション撮影の道路の同列進行のシーンなんかは、ヒッチコックなら編集の繋ぎでやるとこをデ・パルマはスローモーションで。
この違いだけでもだいぶ映像の味が違ってきます。
やっぱり最後の爆破シーンが有名ですが、マルチの必要あったのかぁ???
作り物だってバレやすくなっちゃってるよん。
あの半分で良かった気が。
「キャリー」には届かずともよくできた見ごたえのある作品。
オススメ。