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誰も知らない 誰も知らない
柳楽優弥 (2005/03/11)
バンダイビジュアル
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もう一度考えて欲しいどうなってしまうかを。

まだビデオ屋に勤めていた今年の三月。新作のタイトルの中にその作品はありました。「ワンダフルライフ」を見て好きになった是枝監督の最新作。
TVでは主演のがカンヌで主演男優賞取った!と大騒ぎでしたが、肝心の問題提起に触れていることはありませんでした。

舞台は東京近郊。アパートにやってきた家族。
母子家庭であるこの家族の母親は水商売風の女。
近所に子供ばかり四人もいる事を隠そうとして
子供にはベランダから外にはでないように言う。
それを子供たちは忠実に守り続ける(泣)健気なんだよねホント。
子供って純粋だなぁと関心。
20051126145619.jpg

主演の柳楽優弥君の役は長男の役で、多分中学一年生くらいだと思われる。彼の序盤から終盤までの変貌ぶりから生活の凄まじさがハッキリ読み取れるのと、そうならなければならなかった現実もつらすぎる。受賞にも納得の演技。もちろんほかの子供たちの自然な演技ありきだが。
監督の演出は徹底的に行き届いているカンジがするのだが、どうやらアドリブばっかりだったらしい。その分、役者の子供たちが本気で遊んでいたりして、セミ・ドキュメンタリーと呼んでいい物に仕上がっている。
元になった「西巣鴨子ども4人置き去り事件」は1988年の出来事で、監督はその頃から着想していたらしい。
それだけに監督の想像した"ストーリー"の部分が幅を占めるが、不自然な印象はなく素直に受け入れられる。

この映画で見て欲しいのは、登場する大人。
みんな別に悪人ではない。
日々の生活に追われる人ばかりだ。
でも彼らが直視せずに見ないフリをした子供たちはどうなったか。
たくさんの大人が登場する。
母親。母親と付き合っていた男たち。
コンビニの店員。野球チームの監督。

誰も知らない。知りたくないのだ。
ここらへんに現代の病的な人間関係がうかがわれる。
適当や曖昧では言い切れない生命に対する無関心。
著しい想像力の欠如。
この問題提起を語らずに受賞したのを喜んで何が報道だ。
アンタ達も知りたくないのかい?

カンヌで紹介され海外で上映された際、エンドロールのテロップで母親の役=YOU(mother:YOU)と出て、会場内はどよめいたという。
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にほんブログ村 映画ブログへ 11.26 (Sat) 15:05 [ 社会派 ] CM2. TB0. TOP▲
  
コメント

偶然だと思いますがなんだか考えさせられますよね。『観た』で終わらないためにもいい偶然だと思います。
---------- リトル・ゼ [ 編集] URL . 12/02, 03:45 -----

そうなんですか。YOU、私もちょっとドキッとしました。これは偶然なんでしょうか、それともねらってたのかしら。
---------- ゴッドウーチン [ 編集] URL . 11/30, 20:21 -----
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