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北野武VSビートたけし
監督の内面を吐露した
イメージの増幅。



昨日池袋のシネマ・ロサで見ちゃいましたよ。
ウフフ。ついに北野武の新作を。
ネタバレ注意


ストーリーは
スターの黒髪の大御所芸人「ビートたけし」(監督の北野武も一部含まれる) と,
役者志望の金髪のコンビニ店員「北野」
が出てくる。
それだけ。
内容がないのか?
違います。
あらすじは?
ほとんどありません。
無類の北野武ファンの自分としてもこの映画は大きな衝撃だった。
上映前に「やっぱ海でてくるのかなぁ~」とか「銃撃に備えよ!」って勝手に妄想してたオレでしたが、スクリーンに映ったのはオレじゃなく紛れもなく北野武の妄想!!
途中にふたりのTAKESHIが寝ているシーンがあるのでこれは夢なんだとわかりますが、どっからどこまでが夢でどこまでが現実(映画内の)かわかりません。
この映画がメタメタ映画(映画内映画内映画)だと分かると、ちょっと分かりやすくなりますが、それがこの映画の狙い。
おぼろげなストーリーが最初にあって、TAKESHIがそれをブチ壊していく。ブチ壊されるのは過去の北野映画の名シーン!そしてブチ壊すことでこの映画は進行していく。


海沿いの砂浜でたたずむTAKESHIと岸本加世子。
でも連れ添っている女は死期の近い長年の愛妻ではなく、ガミガミうるさいヒステリー女。こんな女がうるさいもんだからTAKESHIも格好がつかない(笑)
20051114145137.jpgソナチネでの海のシーンが出るが、ここで遊んでいるのは女形の少年(座頭市からかな?)とそのマネージャー。何かを目撃するのは寺島進じゃなく京野ことみだし、目撃した何かは釣り人を装った殺し屋ではなく、機動隊と全共闘のデモ隊!!
物語を挟む戦場シーンは紛れも無くビートたけしが映画界で光を放った「戦場のメリークリスマス」だ。


この映画は毎回次の作品が待望されるようになった北野武の過去からの脱却。脱却というと捨てるみたいに思うかもしれないが、「ヨシ!次行こう!」という総まとめだと思われる。
「難解だ」って世間では言われてますがじぇーんじぇん難しくないのねぇ。むしろそれは北野武の狙いで、「やってやったよグヒヒ」って笑ってそう。
20051114144536.jpg交錯するストーリー展開も単に全部北野武の夢のイメージでしかない。
でてくる漫才やモチーフも馬鹿馬鹿しくて、ビートたけしらしい。
俳優一人につき二役以上は必ずあるし、セリフありきの連想ゲームみたいな繋ぎも面白い。
得意の銃撃戦も思う存分やってるし。
映画の形は「3×4=10月」に似てる。
脚本はその頃から暖めてたらしいので多分やりたいコトをやったまで。
この映画はストーリー展開を必死につかむんじゃなく、ギャハハと大笑いする映画なんだなって思った。


間違いなくこの作品で北野武は日本一の監督に上り出た。
大御所と呼ぶには斬新すぎる作風と
これまで作った作品の確かな実績。
もう映画館を出た時点で次回作が待ち遠しくなった。
というより待ち焦がされた。北野武の狙い通り。
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