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武装するという事

ロンドン、デリー。
1972年1月30日のよく晴れた日曜日。
下院議員アイバン・クーパーはプロテスタント系(イギリス)によるカトリック系(アイルランド)への差別を訴えために公民権運動を展開しており、今日も差別撤廃を掲げてカトリック系の市民に呼びかけて、“平和的な行進”を行おうとしていた。
一方、イギリスは軍隊を出動させ、"行進の際に起こるであろう暴動"を鎮圧する段取りを計画していた。


■中央がアイバン・クーパー
BloodySunday-01.jpg

世界的に有名な公民権運動の題名詞になっている歌「We shall overcome」を歌いながらデモの列は行進を始める。
主催者クーパーは平和・非暴力なカトリック公民権を主張していた。
しかし、何代にも渡って状況が変わらない現実。
無鉄砲な若者達は「こんな生易しいやり方では何も変わらない」と、イギリス軍に対する投石を企む。

■くらわせてやろうぜ!
bloody_sunday_2.jpg

一方、警備に当たったイギリス軍パラシュート部隊の中ではテロの犠牲になった43人の陸軍の復讐を行おうという雰囲気があった。
現場での勝手な判断があり、パラシュート部隊の数名がデモ隊を見下ろす形で顔を出し、それに気づいたデモの若者達が投石を始める。

■当日は数百人がデモに参加していた
BloodySunday-03.jpg


映画の文法から逸脱したシネマ・ヴェリテ方式をとっており、手持ちカメラ、自然光によるノーライト撮影が臨場感を高めている。
製作にあたっては当時のデモ参加者の証言から事件を再現し、イギリス人監督がアイルランドのスタッフたちと共に作り上げた。
この映画はまず作ったこと自体に大きな意味がある。
監督のポール・グリングラスは、事実を受け止めて双方の壁を氷解させる、イギリス人もアイルランド人にも"癒し"となる映画を目指したという。
その上、まるでそこにいるような臨場感ある描写は、見ている私達にも追体験をさせてくれる。
ただ一つ残念なのは、映画の構成上の事だがシーンの繋ぎのフェード・イン、フェード・アウトは観づらくてしょうがなかった。
話の流れがぶち切れていい演出とはいえない。

完全武装のクセして恐れのあまり無抵抗の市民に乱射する兵士、復讐という名目で殺戮を楽しむ兵士、事態をもみ消した上官。
この映画は"武装する"資格が人間にあるのか?と問いかける。
素晴らしい偉大な映画だ。

U2のボノが、"いつかこの歌を歌わずにすむ日がくるように・・・・"と「Sunday,Bloody Sunday」を歌いだすところで不覚ながら泣いてしまった。
カッコイイ曲だなと思っていつもこの曲を聴いていたけど、こんなに切実なメッセージを訴えていたとは。
ドラムのリズムは"行進の足音"だったのか。
自分はU2を知ってるつもりで全然知らなかったのだ。

血の日曜日事件の詳細

Bloody Sundayは何故起こったのか?
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