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内戦の恐怖。民族の悲しさ。

1997年、詩人でもあるスルジャン・ドラゴエビッチ監督の戦争映画。
物語の冒頭、主人公のミランが野戦病院のベットに横たわっている。うつろなのかぼーっとしているのか良くわからないその表情は、己の運命を呪っているかのようだ。そして彼はそう遠くない、平和だった時代に思いを馳せる・・・・



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旧ユーゴスラビア。幼なじみのセルビア人ミランムスリム人ハリルは、店を共同経営して平和な生活を送っていた。
しかし、いつからか民族間の対立が激しくなり、身内が、知り合いが、友達が、殺しあう内戦へと突入していった・・・・

もともと、2つの文字、3つの宗教、4つの言語、5つの民族を抱え、6つの共和国からなり、7つの国と国境を接する欧州の弾薬庫、旧ユーゴスラビアは、昔から常に戦争の火種を抱える国だった。
国民の支えだった指導者チトー(「あの人」とか「あれ」という意味らしい)も1980年に亡くなり、火薬庫に火がつく時が来たワケだ。

この映画で特筆すべきは、カットバックのうまさ
平和な時代と内戦時の光景の対比は、残酷すぎる皮肉で、せつなすぎる。
セルビア側とイスラム側。
戦うといっても、
かつての仲間、かつての友達、
かつての小学校の担任の女教師、かつての義父と婿。

身内どうしの戦争を目の前にして、戦争のむなしさを感じずにはいられない。ラストシーンでは終わりなき憎しみの連鎖に心が痛い。

憎しみの連鎖は終わらない
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戦争映画って言えばドンパチやってるの見て「ひどい・・・」って思うのが普通だが、この映画、視覚なんかより身内の殺し合いという事実に衝撃と悲しみを覚えてしまうのが、他の映画とは一線を画している。精神的に来る考えさせられる映画
情報が少なく、あまりレンタル屋にはないのですが、見てください。それだけの価値のある映画です。

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