その日は山口出身の
Jさんとバイトに入っていた。
彼はヤンキー気質の人で口がうまく、要領がいい人だった。
パチスロが好きで前日から下調べなんて当たり前な計算高い人。
マージャンやっていてもブラフやフェイクが得意な、鳴きスタイルの速攻型である。
マージャンの話を出しましたが、マージャンは人の性格が出るゲームであり、打つだけで人柄が大体わかるのである。
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さて、その日一通り仕事を終えて終業時間までのんびりと事務所でJさんと就職活動の話をしていたら、
ドーンという低い音がした。
Jさんと顔を見合わせた。
朝の4時前。
考えられる候補は・・・・
1、たまにひょっこり店長や社長が顔を見せることがある。
2、酔っ払いが店の前を通ることがある。
3、幽霊が出るという噂がこの店に代々あった。
4、超メイワクな
Yさん。
店の中を二人で確認して、外に出た。
シャッターの向こうには誰もいなかった。
「気のせいか」と二人で笑って、タバコを吸おうとして気がついた。
店の入り口の前には、駐車スペースがあって、その向こうに道路がある。二車線でクルマの通りも多いが、この時間はタクシーかトラックがたまーに通るだけである。
そこに
グッチャグチャになったクルマがあったのです。
電柱がポッキリ折れていて、どうやらそこに前からぶつかったようです。
部品が飛び散っていました。
静かな朝の通りのなくなった道路に、事故ったクルマ。
かなり強烈な光景でした。
すると、ひしゃげた運転席のドアを押し開けて、運転者がでてきました。
30歳くらいでしょうか。
Jさんと自分は心配になって運転手のところへ。
「大丈夫ですか?!」
声をかけると運転者、意識がハッキリしているようで、
「大丈夫大丈夫」
と言いました。
しかし様子が変です。
体がコンニャクのようにナヨナヨっとしていてマトモに立っていられません。
顔は真っ白。
そのうち、通りがかった二人の青年もよってきました。
Jさん、
「とりあえずクルマ反対車線にはみだしてるから、歩道の方に寄せよう。」
おお、冷静だぁ。
四人でグチャグチャのクルマを押す。
以外にクルマは動かすことができた。
う〜ん。
やっぱり運転者の様子がおかしい。
フラフラフラフラしていて、自分たちがクルマを動かしている間もフラフラしていた。
なんか何言っても「大丈夫」しか言わないし。
助けようにも何故か迷惑そうである。
そのうち警官が来た。
それも自転車で(笑)
「もういいか。」
と二人で店の前に戻り、タバコを吸った。
警官と運転者が話す様子を眺めながらJさん、
「アイツ、変だよな。」
「確かに・・・事故のショックとかじゃないですね。」
「う〜んクスリか酒かなぁ。」
「かもしれないですね・・・」
もう関わるのはよそうというコトで、店の中に戻った。
しっかし、事故って怖いですね。
<不定期に続く>
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