31歳の若さで他界したクリス・ファーマンの処女作にして遺作の半自伝的小説『放課後のギャング団』を映画化。
この小説に深く感銘を受けた
ジョディー・フォスターが自らの製作会社で製作・出演した。
校長のシスター・アサンプタ役なのだが、尼僧姿が綺麗すぎてイヤミな大人って感じが薄いのが残念。
劇中には主人公の妄想がアニメとして登場、このアニメを「SPAWN」の原作者
トッド・マクファーレンが担当。
映画の尺の結構な部分を占めていて十分堪能できます。
■こんな感じのアメコミ

主人公のフランシスは保守的な校風にウンザリしている普通の14歳。
親友のティム、ウェイド、ジョーイといつもつるんでいて、隠れて酒を飲んだりタバコ吸ったり、自分たちを「アトミック・トリオ」というヒーローにした自作のコミックを書くのが趣味。
そのコミックの中ではなんでも自由で、嫌いな校長をメッタメッタにしたりグラビアの美女を模写して楽しんでいた。
■悪ガキ四人

喧嘩が耐えない親を持つティムは天才肌の変わり者。
彼はいつも叱られている校長のシスター・アサンプタに本気で復讐する計画を立てる。
その頃、フランシスはマージーという女の子を好きになるのだがなかなかアタックする勇気が無い。
するとティムが勝手にフランシス名義でマージーに詩を送ってしまう。
詩に感激したマージーは「私も好きだったの」とフランシスに話し、お互いに気持ちが通じ合う。
しかし、マージーは秘密を持っていて、フランシスはその秘密に苦悩する事になる。
そして、フランシスはティムが計画を本当に実行に移そうとしている事を知る・・・・
■秘密を持つマージー

この映画の"若気の至り"はとても哀しく、苦い青春だ。
の青春ど真ん中の頃ってのは、まだ"やっていい事悪い事"が判断できないものだ。
だから後で恥ずかしく思い返しながらも、大事な思い出として胸にしまっておける。
思い出の最後は必ず痛い目をみたり、大人に戒められるのだが、この映画の場合思い出の最後に必要な"周りの大人"が皆無である。
校長や牧師がいくら学校で説教した所で、家に帰れば子供たちは自由に遊びまわり、酒を飲みタバコを吸い危険な計画を立てる。
フランシスの親もティムの親も存在感が薄く、70年代のアメリカの宗教傾倒な教育方針が見て取れる。
「コラ!くそガキども!」と叱ってやる中尾彬みたいなオッサンがいなかったせいで、この映画は苦々しいものとなってしまった。

マコーレ・カルキンの弟の
キーラン・カルキンいい演技してます。
変わり者で闇を持った14歳をうまく演じています。
他の子供の演者もうまく演じていて見ていて違和感はありません。
ラスト近くのアニメはかなり切なかったなぁ。
自分がマンガ大好きなオタク野郎だからかもしれませんが、実写よりも彼らの妄想=理想で、ハッピーエンドになるあたりが切ない。
一般に青年が主張する内容は正しくない。
しかし、青年がそれを主張するそのこと自体は正しい。- ゲオルグ・ジンメル
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